【シリーズ】読書生活のつくりかた vol.1継続して読むコツ
本を読む習慣を定着させる方法
ほんの数年前までは、本を読む習慣なんてゼロだった私が、何かしら毎日のように読み、考え、生活に活かせるようになってきました。
なかなか読書習慣が身につかなくて困っている…という人がもしいれば、私の経験もお役に立てるのではないかと考え、『読書生活のつくりかた』と題してシリーズ投稿をしていこうと思います。
何度も言いますが、私はまったく本を読もうとしない人でした。読む価値もわかっていなかったです。あれだけ学生のころは勉強していたのに、社会人になったら「無」。ただ働いて、テキトーに大人になったつもりになっている人間でした。
それがいまや年に約300冊近く読む習慣ができてしまったのです。人はなかなか変われないと言いますが、こんな人生になるとは思っていませんでした。
今日は第一弾!”継続して読むコツ”をお届けしますね。
この記事はこんな人におすすめ
- まず本を手に取るまでに至らない人
- 本を読み始めてすぐ挫折してしまう人
本を読む習慣をつくるメリット
私が考える、本を読む習慣をつくるメリットは、
- 賢くなる(考える力が身につく)
- 謙虚になれる
- 心の鍛錬になる
以上の3つが大きいかなと考えています。
1つずつ見ていきましょう。
賢くなる(考える力が身につく)
そもそもなぜ本を読むべきなのか?
”賢さ”を手に入れる基本は、まず本を読むことだと思います。
本を読んでいる人=知的な人と考えている人もいるかもしれませんが、間違っていないと私も感じますね。
ただ言い方の解釈としては、「もともと賢い人が本を読む」のではなく、「本を読むから賢くなる」という言い方が正しいと言えるのではないでしょうか。
誰しも最初から知識があるわけではないのです。知識を1つずつ積み重ねた結果、考える力・想像力が養われ、賢くなっていく。天性のひらめき力には及ばなくても、考えるトレーニングはきっと身につく。
学生の勉強も、社会人になってからの資料集めも、資格勉強も、本を読まないで何かを学ぶときなんてないですよね。本は、学びの原点であると言えると思うのです。
インターネットだけじゃダメなの?
それなら、別に本じゃなくてもいいじゃないか?ネットで情報を拾えばいいじゃないか?という方もいらっしゃいますね。確かに、最新ニュースの情報、本を読むまでもない簡単な調べものなどは圧倒的にインターネットが最速です。
しかし、モノによっては誤情報もたくさんあります。広告への誘導のための情報もあり、真実もあり、どれが正しいのかがよくわからない。サイトのつくりが美しければ、専門家なる人の表示があれば、信用できると考えたいが結局のところ判断がつかない。
本だって、すべてが正しいわけではないです。間違った見解、独りよがりの意見もたくさん転がっています。
ただ、本を書く人たち・本をつくる側の人たちは、できるだけ正しい情報・研究を集め、検閲してから発信していますから、元となる情報源を巻末に載せてくれます。そこからさかのぼってリサーチすることができる。
また、本を書く人たちの調査量は自分で調べるよりもはるかに多い。そこから厳選した重要ポイントをシェアしてくれているのですから、最高のまとめです。
- 手っ取り早く情報をゲットするならインターネットから。
- じっくりその分野に向き合ってみたいなら本から。
本とインターネット検索は用途に合わせてどちらも有用なものであると考えられます。
謙虚になれる
本を読むと、自分がいかに無知であるかを思い知らされます。
あれも知らない、これも知らない…を経験すると、世界は自分が知らないことだらけであると気づくのです。人によっては絶望感があるかもしれませんが、私はそれがとても嬉しいものであると感じました。
「世の中は知らないことのほうがほとんどなんだ。」
もっと勉強していきたいというモチベーションになりますし、自分を卑下するくらい落ち込むのは自意識過剰なだけだったと気づかせてくれます。
「自分は世界の中心なんかじゃない。世界の一部。」
そう思うと、周囲の人のありがたさに気づきやすくなるし、相手のことを理解しようと努めることもできるようになります。わたしには私の、相手には相手の考え方・立場・背景があるのだと。
謙虚さを身につけると、争いごとなんてできないです。穏やかになることができるんですよね。
心の鍛錬になる
「毎日少しずつ積み重ねて本を読み切る」という行為は、小さな達成を体験することです。それが積み重なっていくと、知識が増えるだけでなく、自分の心の鍛錬にもつながります。
「○○ページ読めた!」
「○○冊読み切った!」
小さな成功体験を積み重ねるのに、読書はもってこいの方法です。
字を見ると眠くなる!対策方法
「読みたいのに、続けられないんです…」
そんな人もいらっしゃるでしょう。そんな人には以下のポイントを押さえておいてほしいなと思います。
- 興味がないなら読まなければいい
- じっとしていられないなら立つ
- 時間を決めて挑めば怖くない
1つずつ見ていきましょう。
興味がないなら読むな
何を読めばいいのかわからない人は、まず自分の好きなものから読み始めてほしいです。本にはたくさんの種類があります。図鑑もあるし、雑誌もあるし、小説、ビジネス書、教養本などなど…。
なんでもいいので、まず手に取って読むことを始めてください。
字を読む・見ることに対する抵抗感を減らすことから始めましょう。
難しければ漫画から入っても自分は良いと思っています。漫画から学べるものもたくさんあるし、感情が動きやすいから覚えやすい。
興味のある分野、知っている分野の本から手に取ってみてください。わざわざ嫌いなものから始める必要はありません。
じっとして読まなくたっていい
「おとなしく座っているといつの間にか寝ています…」
わかります。寝てしまいますよね。リラックスタイムに読もうとすると寝落ち…なんてこともあります。
それなら立ったまま読めばいいのです。疲れるかもしれないけど、案外とできちゃいます。なんならスクワットしながらでも、部屋を歩きながらでも読めばいいと思います。
「寝てしまうんです…」という人は、案外読書するときの姿勢がよろしくないパターンがほとんどだったりします。ゆったりともたれるような半分臥位の姿勢で、わざわざ眠れる体勢をとって読み始めるから眠いのだと思います。
- ちゃんと椅子に座って読む
- じっとしていられないなら立って読んでみる
これだけでずいぶんと解決できると思いますよ。わたしも座る⇔立つを繰り返したり、頻繁に姿勢を変えながら読んでいます。
時間の捻出方法
「本を読む時間をつくれません…」
わたしも昔はそう考えていました。
だって仕事から帰ってきたら眠いし。疲れているのにわざわざ起きていられないし。やりたい気持ちはあるとか言いながら、本を読む楽しさも価値もわかってなかった頃でした。
時間は自分でつくるもの。そのためには以下のようなタイミングがあると思います。
- 朝早起きして読む
- 寝る前の25分読む
- 電車に乗っているときは必ず本を開く
- 会社の休憩時間は本を読む
これらのいずれかできそうなところから始めてみてください。
ちょっとの時間じゃ読み切れないかもしれませんが、その積み重ねでまず1冊読み終えてみましょう。その達成感を大切に、2冊目、3冊目…と増やしていけばいいのです。
「続きが気になる…!」そんな気持ちになるくらい読書にハマってしまえばこっちのもの。上記のタイミング以外でもいくらでも本を開くようになります。
手に取りやすいところに本を置く(または常に持ち歩く)。そして開いてください。
なぜ25分なのか?というと、集中力の続きやすい時間とされているからです。(ポモドーロテクニックと言います)一気に何時間も集中できないのは当たり前。時間を区切るほうがやりやすいですよ。
まとめ
- 本を読むメリットを意識してみよう
- 眠くならずに継続できる読み方を見つけよう
これから少しずつ、読書生活のつくりかたをご紹介していきたいと思っています。次回の記事も読んでいただけたら嬉しいです。
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