宇宙を学ぶ~わかりやすいものから専門的なものまで
宇宙を知ると自分のことも見えてくる 私が読書が好きになったきっかけの1つでもあるのが 「宇宙」 というテーマです。 なんだか小難しそうだな…と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、宇宙を知ると普段悩んでいることが馬鹿らしく思えてきて、心が救われることが多いと思うのです。 宇宙は私たちを産み出した原点。そしてほんの100kmほど空へ行けば、そこには宇宙が広がっている…遠いようで近くに、その正体は謎のままにある宇宙。実に神秘的ですよね。 ここでは、スピリチュアル的なもの、まだ科学で実証されていないものは省き、科学者たちの研究の結晶としてまとめられている本を何冊か紹介していきたいと思います。 こんな人におすすめ 宇宙の成り立ちについて知りたい人 宇宙研究者たちについて知りたい人 おすすめの本紹介 宇宙の誕生と終焉 最新理論で解き明かす!138億年の宇宙の歴史とその未来(松原隆彦著/SBクリエイティブ) 宇宙がどのように始まり、今はどのような状態で、今後どのように終わると考えられているか?まず大枠として宇宙の基礎知識をゲットしましょう。 こちらの本はオールカラー。とても見やすく、解説の図がとにかくわかりやすいです。初心者でも宇宙のインフレーションから膨張、予測不能の未来像までを知ることができると思います。 ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで(スティーヴン・ウィリアム・ホーキング著/林一訳/早川書房) 「宇宙の誕生と終焉」の中に、「ホーキング放射」という言葉が登場します。 これは宇宙研究の第一人者だったスティーヴン・ウィリアム・ホーキングさんから取った名前です。 宇宙のことを知るのにホーキングさんのことは避けて通れません。筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病を患いながらも、死ぬそのときまで宇宙に関する独創的な研究・執筆活動を続けたという、類まれな精神力の持ち主です。 研究者としての彼が、できるだけ一般の人にもわかるようにとかみ砕いて執筆してくれているのが本書。それでもやや難解なところがちらほらあります。計算式も多数登場しますね。 宇宙の始まり、終わり、そしてなぜ在るのか?秩序あるものから無秩序へと移行してきた宇宙の”答え”を人間の知性が見つけられるときは来るのか? 彼が理解していること、考えられる可能性を惜しみなく紹介してくれています。 「量