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【本好きへの道】その1:本を読むとどんないいことがある?

本を読んで世界を広げよう! 今日から 【本好きへの道】 というタイトルで本を読む楽しさやメリット、役立つグッズなどを紹介する記事を書いていこうと思います。 第1回目は『本を読むとどんないいことがある?』 です。 本を読む習慣をこれから作ろうとしている人にぜひ読んでいただけたら嬉しいです。もちろん、すでに本を読むことが日常に溶け込んでいる人たちも、改めて本を読むメリットについて考えてみてください。 本から始める学び体質    まず一覧でご紹介しましょう。 知らなかった世界を知ることができる 自分のボキャブラリーが広がる 想像力が格段に高まる 集中する方法がわかるようになる 思考する癖ができる 文字からの情報収集が苦ではなくなる 総じて、 人生を変えることができる第一歩になってくれるのが読書である と個人的には思っています。 1.知らなかった世界を知ることができる 私たちは、 出会ったものからしか学ぶことができません 。子どものころから見聞きして蓄積してきたものを使い、組み合わせたり、拡張したりすることで自分なりの思考・ 生き方を見つけていきます。 いきなり見たことも聞いたこともないオリジナルが降って湧いてくるなんてことはないのです。オリジナルのように見えても、それはどこかしら何かにインスパイアされたものであるはずです。 ただぼんやりと生きていると、自分の生きている世界がいかに狭いものであるかを忘れてしまいます。知らなければ、意識を向けることも、興味を持つことすらできない。自分の生きている日常が苦しいものであった場合、答えは意外にも近くにあるのかもしれないのに、生きていることをやめたくなってしまうこともあるかもしれません。 自分を変える第一歩にするなら、読書が一番 です。自分の知らない人生、自分が出会うはずのなかった経験、知識がそこにはあります。必ず、人生の選択肢が増えます。 自分の知らない世界がたくさんあるということを知っておけば、驕った態度にもなりません。常に謙虚に、貪欲に、学ぶことを愉しむことができます。自分にとって新しいものに興味を持つことは、脳を生き生きとさせ、認知症すら予防するパワーを秘めています。 2.自分のボキャブラリーが広がる 古典に限らず、現代小説を読んでいても、自分が知らない語彙がゴロゴロと転がっています。 「これ、なんて読むんだ?」 「こんな意味

コンビニ人間【2016年芥川賞受賞作】

 コンビニを通して”普通”になる 今日ご紹介するのは、2016年に第155回芥川賞を受賞した作品 ”コンビニ人間(村田沙耶香 著/文春文庫)” です。 有名な作品ではありますが、こちらを2024年に初めて読むこととなりました。 ”普通”とはなにか?を問い、リアルな現代の姿を表現する一冊です。 こんな人におすすめ リアルなテーマの小説が好きな人 女性主人公作品が好みの人 ※以下、少々ネタバレありで進みますのでご注意ください↓↓ 概要           簡単なあらすじ          36歳未婚、彼氏なしの古倉恵子。彼女は幼いときから自分と周囲の人たちが”違う”のだということを感じさせられていた。周りの言う”普通”の世界に溶け込むため、分析と実験を繰り返してきたつもり。それでもままならない日々だった。何とか大学生となったが、自分が世界からはじき出されたような存在であることを感じながら生きていた。 そんな中、彼女はコンビニのアルバイトの張り紙を見つけ、アルバイト生活をスタートすることになる。それが彼女の人生を大きく変えることとなった。 そして気づけばアルバイトを始めて18年が経過。マニュアルにのっとり行動し、変わらずそこに在ることで、自分が世界の一部であることを肯定してくれる日々。しかし、新人のアルバイト・白羽がやってきたことで、彼女の世界は大きく揺らぎ始める…。 ここがすごい!日常の何気ないシーンをどう表現しているか? 何気ないワンシーンでも、どんな言葉で表現するかでその見え方はガラッと変わるものです。どの小説でもいえることかもしれませんが、こちらの作品ではそれが特に光っています。 主人公である古倉恵子自身が、共感力や感情そのものが乏しい存在であり、周囲の人が抱くであろう”普通”の”一般的な”思考をしません。 P10 皆口をそろえて小鳥がかわいそうだと言いながら、泣きじゃくってその辺の花の茎を引きちぎって殺している。 (それをお墓にお供えしている) P44 皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っている。 P59 皆が笑い声をあげ、私も「そうですね!」と頷きながら、私が異物になったときはこうして排除されるんだな、と思った。 などなど。客観的で鋭い風刺に、なるほどと唸らされることが多いでしょう。 また、 随所に登場する、 「変化しているけれ

アマテラスの暗号 歴史ミステリー小説

 歴史を公正に見つめるきっかけにしよう 今回ご紹介するのは、 ”アマテラスの暗号(伊勢谷武 著/丸井工文社)” という本です。 人気作 『 ダヴィンチ・コード 』 では、キリスト教とそれにまつわる歴史を辿る中で起きるミステリーが描かれていますが、こちらの本はまさにその日本版とも言える作品。 日本の神道が、実は古代にある宗教と関わりを持ち、脈々と日本の歴史に根付いているかもしれない…陰謀論のようでありながら、著者の集めた確かな史実をもとに、日本人に根付く宗教観のルーツに迫る1冊となっています。 ※歴史ミステリー小説の括りではありますが、随所に登場する記録・図・写真などは実際に存在するそうです。 こんな人におすすめ 歴史小説がお好きな方 日本の宗教に興味がある方 日本書紀・古事記に興味がある方 概要           物語の始まり          『ゴールドマン・サックスの元トレーダーでアメリカ住まいのケンシ・リチャーディーのもとに、警察から父;海部直彦の訃報が届いた。 アメリカ人の母とはるか昔に離婚した父の記憶はぼんやりとしており、自分は無関係…に思われたが、どうやら他殺であったとのことで、念のため他殺体の確認に呼ばれたのだった。 とっくの昔に離れ離れになった父は日本に住んでいたはず。それが、わざわざケンシに会いにアメリカへやってきていたらしい。いったい今更なぜ…?そこから物語は思いもよらぬ方向へ進むことになる…。』 神道の最高神アマテラスをめぐる謎の解明 ※↓以下、ネタバレありで進みますのでご注意ください↓※ 『ケンシは、母イエナンと話したことによって、父の死に大きな陰謀を感じ取る。父の死の真相を解き明かすために 元同僚であるイラージ、デービッド、ウィリアムと共に 日本へ渡ることに決めたのだった。 ケンシの父はなぜ死ななければならなかったのか?賢すぎる仲間たちや協力者らと共に、ケンシはその調査にのめりこんでいく。しかし、何者かの手がケンシにも迫っていた…。』 この旅の中で、一般に知られている日本の始まりの神・アマテラスに関して、別の歴史があることがわかってきます。これらは著者が識者や実際の神社の宮司の方々とのお話の中で見つけた事実であり、それらをうまく統合して 「日ユ同祖論」 という説を裏付ける証拠を次々に提示している。そんな1冊になっています。 この「日ユ同祖

【号外】LINEスタンプ販売のお知らせ その②

 皆さまいつもご覧いただきありがとうございます。 本日は 『LINEスタンプ販売のお知らせ その②』 です。 前回の販売開始から1週間。さらに内容を充実させて本好きな動物たちのスタンプを発売することにしました。 https://line.me/S/sticker/25504322 より 英語×本×動物の組み合わせ がかわいく仕上がっております。 ぜひお友達とのやり取りに使ってみてくださいね。 今月中に何記事か本紹介・解説感想をアップ予定です。 もう少々お待ちくださいませ。 Mai

【号外】LINEスタンプ販売のお知らせ

皆さまいつもご覧いただきありがとうございます。 今日は 『LINEスタンプ販売のお知らせ』 です。 https://line.me/S/sticker/25435519 本好きな動物たちのイラスト調スタンプです。ぜひお友達とのやり取りに使ってみてくださいね。 今年も変わらず、本の紹介や日々の学びの発信をしていきますのでよろしくお願いいたします。 おとな読書ブログ:1冊の本を詳しく紹介(時々まとめて紹介もあります) LINE公式アカウント:平日毎日更新で英語フレーズ×本×日々の学びの発信 を中心に、 本を読む楽しさをお伝えすること 毎日の生活の中に自然と学びが溶け込むようにすること ご覧になってくださる方々と楽しさを共有し合うこと を目標に発信しています。 ブログの更新頻度は少なめですが…おかげさまで様々な交流ができております。良かったら見に来てくださいね! Mai

仕事選びのアートとサイエンス

 転職を重ねて気づいたキャリア形成の本質 2023年も終わりが近づいています 。冬の時期というのは読書をするには最高な季節ですし、クリスマス後はNew Year's Resolutionを考える良い時間となるでしょう。 新しい年を迎える前に、転職について考えてみたい人へ、こちらの本↓ ”仕事選びのアートとサイエンス~不確実な時代の天職探し~改訂『転職は寝て待て』(山口周 著/光文社)” を紹介したいと思います。 こんな人におすすめ 転職するかどうか悩んでいる人 仕事選びの方法について体験談が知りたい人 特にコンサルティングや広告業界に興味のある人 概要           どんな本?           著者である山口さんの体験に基づき、 P5 仕事選びに予定調和させることはできない。自分のオープンに保ち、いろんなことを試し、しっくりくるものに落ち着くしかない。 という主張をしている1冊です。 冒頭でも述べられている通り、この主張に考察を様々肉付けしていく形で展開していきます。 転職する際のコツやおすすめの企業などを紹介するハウツー本ではなく、「転職」というものをどう考えて、どのような心構えで臨むものなのかを解説している、と言えるでしょう。 随所に登場する偉人たちのメッセージもまた魅力があります。 キャリア形成は偶然だ      人生の様々な出会いの中で、思いもかけないところから仕事は与えられる。 いや、自分で作っていくものだ!と主張する人もいらっしゃると思います が、 P27 キャリア形成のきっかけは、80%が偶然である と本書では述べられています。 特に日本人であれば、「皆と同じ」であることを選択しがちなために転職へのハードルはなかなか下がりません。 人間関係で躓いて致し方なく… 年収をアップさせたくて… まったく違う環境に飛び込んでみたくて… など、色々な理由で仕事を変えることを検討すると思いますが、環境を変えてまったく新しい働き方をしようとすることに不安を感じてしまう人も多いようです。 なぜなら、どの仕事を選んだらいいのかがまずわからないからです。リサーチしても、実際に働きだしてみないことには、自分の求める仕事なのか・自分に合った働き方なのかがわからない。慎重で堅実なタイプの多い日本人からすると、わからないものに手を出すのは怖いことでしょう。 また、

スピリチュアルズ「わたし」の謎

スピリチュアルに合った自分の物語をつくる 今日ご紹介するのは、 ” スピリチュアルズ「わたし」の謎(橘玲 著/幻冬舎)” です。 「スピリチュアル」と聞くと、科学で証明できていない部分の知識・経験の紹介であるかのように感じる人がいらっしゃるかもしれません。しかし、こちらの本では、 スピリチュアル=無意識が創造するパーソナリティ として言葉が使用されています。 様々な研究が証明してきた、人間の無意識的な行動。それらが形作る人格=パーソナリティを理解し、自分と他人との向き合い方を見つめ直す。そんな1冊になっています。 こんな人におすすめ 自分の性格診断をしてみたい人 人間の無意識的な行動に興味がある人 パーソナリティをビジネスに活用していきたいと考えている人 概要           本書で紹介されているパーソナリティの分類 徹底的に社会的な動物 。それが人間であるとこの本の中では説明されています。動物が社会性のもとにどのような行動をとるのか?それを理解することは、人の感情を理解することでもあるでしょう。 1980年代には心理学者ルイス・ゴールドバーグさんが5つの因子 「ビッグファイブ」 を発見しました。 ①外向的/内向的 ②神経症傾向(楽観的/悲観的) ③協調性(同調性+共感力) ④堅実性(自制力) ⑤経験への開放性(新奇性) 本書では、これらをさらに広げ、8つの因子 「ビッグエイト」 でパーソナリティを説明していきます。 (1)外向的/内向的:明るいか、暗いか (2)楽観的/悲観的:精神的に安定しているか、神経質か (3)同調性:みんなといっしょにやっていけるか、自分勝手か (4)共感力:相手に共感できるか、冷淡か (5)堅実性:信頼できるか、あてにならないか (6)経験への開放性:面白いか、つまらないか (7)知能:賢いか、そうでないか (8)外見:魅力的か、そうでないか 人格(パーソナリティ)は実は他者の評価のフィードバッグに過ぎない。 なかなかインパクトのある言葉ですが、確かに、私たちは自分たち自身を他人を通してでしか判断できないとすれば、 こころの動き・その結果の行動は操作できる と考えても間違っていないでしょう。 人間の無意識を活用して勝利したトランプ元大統領 随所に登場するのがトランプ元大統領のお話です。 彼は成功したビジネスマンですが、政治家ではないし