ゆるい英語学習No.1~目的づくりが何より大切
「英語ペラペラになりたい」は嘘だ
英語を学ぶための考え方、必勝法などはすでに多くの書籍・サイトで紹介されています。調べればいくらでも出てきてしまいますね。勉強の仕方を紹介している方々はみなさんとてもお上手…憧れて勉強を始める・留学を決める方も多いのではないでしょうか。
わたしも英語学習者です。
もちろん学生の頃に勉強はしていたのですが、英語を使うために勉強をしていたわけではなかったので、おとなになってから改めて勉強を始めました。
「英語ペラペラになったらいいかも」
「違う仕事ができるようになるかも」
「今の生き方を変えられるかも」
今でこそわかりますが、目的・目標のない、強い動機もない状況で始めた学習でした。
そんなどうしようもない奴でしたが、今は楽しんで英語を日々学び、日本に友好的な友だちもできました。簡単な日常会話を楽しみ、自分の意見を述べることができる。そんな中級者のレベルです。
そんな私の、日々の英語学習法をシリーズにしてご紹介していきたいと思います。誰かの参考になったら嬉しいです。
こんな人におすすめ
- 英語学習をしたいけど続かない人
- 英語学習に向かう気持ちがなかなか高くならない人
- 語学学習をもっと楽しみたい人
動機なしの私がやる気を出すまで
私が英語を学ぼうと考えたのは、その当時の現実から逃れたい「現実逃避」にすぎませんでした。
自分が選んだ仕事は英語とかかわりのない仕事。大学を出て選んだ仕事が、自分には向いていない…と考え始めた、よくある流行病・中二病のようなもの。
とりあえず今からでも始められそうなのは英語なんじゃないか。そんな気持ちでちょっと手を出しては忙しさを理由にやめる。そんなくだらない毎日でした。
ある時、英語を本気で教えているメンターに出会いました。その方はマーケッターでもあり、自分にはなかった世界を教えてくれました。そこで英語の学び方も教わったのです。
ところが、教わっただけではダメでした。何となく前とは違うけど、いまいち成果が出ない。人生も変わりませんでした。
結局、私にはやりたいことなんてなかった。英語ペラペラになりたいなんて嘘だった。
それがいつまでもできるようにならない理由だと気づけたのは、学び始めて3年くらい経ってからでした。
そのことに気づいてからは、「話せる」という感覚がむしろ感じられるようになりました。
何のためにやりたいのか?を考え直して、自分なりの答えを得たからです。
むしろ英語の勉強量自体は減ってしまったのですが、そこまでで得たもので
「英語を使う」
という意識が生まれました。
英語はツールで、大事なのはそこじゃない。
誰かが言っていたことがいつの間にか身に沁みていました。
必勝法なんてない。やるかやらないかだけだと。
そこからはもはや趣味のようなもの。毎日の中に英語があります。
その状態になれば、自分のレベルがどうこうとか考えず、ツールとして使って何をするかに意識が向く。英語学習に行き詰っている人がもしいらっしゃれば、ぜひそのような感覚にたどりついてほしいなと思います。とても気持ちが楽で、余計なプレッシャーが発生しません。
わたしが取り組んでいる勉強
ここでようやくですが、わたしが取り組んでいる英語学習をいくつか紹介していきたいと思います。
- 洋楽暗記
- 動画暗記
- アウトプット
この3つです。
洋楽暗記
通勤に車を使っているのですが、片道30分、往復で1時間かかります。
その通勤時間を利用して、自分が気に入った洋楽をひたすら暗記していますね。
ポイントは、
- 気に入った音楽であること。
- 音やリズムを優先して覚えること。
お世話になったメンターやノルウェー人の友だちが教えてくれたのですが、音に慣れることがとにかく大切だそうです。
おかげさまで、わりと発音はうまくなれたと思っています。教えてくださった方々には感謝しかありません。
選ぶ音楽は好きな音楽にしてください。嫌いなもの、気に入らないものは覚えるモチベーションが上がりません。
暗記することに抵抗がある方もいるかもしれませんが、しょせん”覚えゲー”です。音で、文字で、体で。覚えるには繰り返すことです。少しずつ、少しずつ重ねていきましょう。焦りは禁物です。
動画暗記
こちらは少々ハードルが高く、私もあまり得意ではありません。
しかし最も効果的だなとわかるようになりました。
実践的な会話、ナレーション、人に何かを説明するときの話のつなげ方など。こんなに良い先生が動画配信サイトに山ほど転がっているのですから、使わない手はありません。
最初はかなりつらいと思うので、短い動画の暗記から始めて自信をつけましょう。私もそのようにしています。そこで出てくる単語の意味をついでに覚えてみたり、友だちに使ってみて反応をみたり。そうやって記憶を定着させていきます。
アウトプット
自分で作文をします。
「こういうことが言いたいけど、なんて言えばいいのかな?」
まず考えて、英文にしてみます。
手持ちの知識ではいつも足りなくなってしまうので、辞書を引いてみたり、調べてみたりしながら…地道にです。
そうしたら…使ってみます。
オンライン英会話の先生でもいいし、英語圏の友だちでもよいでしょう。
とにかく失敗することが必要です。最初から成功しようなどと思いあがらなくていいと思います。
不特定多数の人の反応が見たければ動画を配信してしまうのも良い方法だと思います。ポジティブな反応も、ネガティブな反応も、自分の糧となるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- まずは目的を明確にすること。
そこから何事も学習は始まると考えています。
TOEIC満点・英検1級レベルにたどりつきたいのか?英語圏の友だちがほしいのか?英語を使って仕事をしたいのか?英語で情報収集をしたいのか?英語で自己表現をしたいのか?仕事のために使うのか?自分の趣味で学ぶのか?
…目的によって、やるべきことは変わってきます。
そして
- 暗記することから逃げないこと。
この覚悟を持つと、英語に限らず、仕事に必ず役に立つのではないでしょうか。
最後は量です。働きながらの学習はつらいかもしれませんが、そんな時は目的を思い出してください。そしてどうか、楽しむことを忘れずに。時間がかかるのは当たり前であると思います。すぐできるようになる方法などありません。
英語学習に悩む方々に、少しでも参考になったら嬉しいです。
今後は、自分なりに見つけた効率的な方法や、自分の学習成果なども報告していけたらと思っています。ぜひ、次もまた読みにいらしてくださいね。
次回からはしばらく本の紹介に戻ります。
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